「ME-BYOフード×2市8町食材」

未病を改善する食材を使ったビオトピアでしか味わうことのできないカラダが喜ぶメニューをお届けします

BIOTOPIA(ビオトピア)では自然の恵みが集まる「食」を通して未病の改善を提案しています。体調や季節にあった「ME-BYOフード」を摂ることで、美味しさに健康をプラスした食卓を。難しいことは何もありません。
BIOTOPIA(ビオトピア)が位置する神奈川県県西地域2市8町には豊かな自然が残っています。広がる田畑の恵み。新鮮な地元産の野菜や果物たち。豊富で澄んだ水は美味しい地酒へと生まれ変わっていきます。
これら自然の恵みである2市8町の食材はまさに「ME-BYOフード」の宝庫です。このコラムでは、季節ごとに地元の美味しい食材をピックアップしながら、「ME-BYOフード」を全10回にわたってご紹介していきます。

 

04 中井町編

中井町の清らかな湧水で作られる昔ながらのお豆腐

中井町地図

自然豊かな里山の風景とお豆腐

中井町は、起伏に富んだ大磯丘陵の一角に位置しています。懐かしい里山の風景が今も残り、相模湾や富士山が望める風光明媚な土地です。温暖な気候を利用したミカンや落花生の生産が盛んなほか、さまざまな種類の農産物が作られています。

町内各所に湧く清らかな水は、はるか昔から人々の営みを支えてきましたが、この水の恵みは現代の私たちにとっても大切な資源となっています。中井町で利用されている水はすべて町内の地下水なのです。

そしてまた、この水の恵みは中井町で作られるお豆腐作りにも生かされています。代々受け継がれるお豆腐作り。丁寧な手仕事で作られるお豆腐は、里山に暮らす人々の淡々とした日常風景と重なります。

 

豆腐ってなんで豆腐?

豆腐製造

豆腐は、鮮度が命の食品です。ですが「豆腐」という字は「豆が腐る」と書きます。そもそもなぜ「豆腐」と書くのでしょうか。

よく言われるのは、「豆腐」と「納豆」が中国から伝わった時に、名前が入れ替わったという説です。大豆を腐らせて作る「納豆」がそもそも「豆腐」で、型に納めて作る「豆腐」がもともとは「納豆」であった、という説です。つまり、呼び名だけ逆になってしまった、というわけです。なるほど、説得力がある説ではありますが、じつはこれは俗説です。その証拠に、中国でも「豆腐」は「豆腐」と呼ばれています。

そもそも「腐」という漢字は「ぶよぶよと柔らかいもの」を意味していました。つまり「豆腐」は「豆が柔らかくなったもの」という意味であり、決して「豆が腐敗したもの」という意味ではないのです。

ちなみに、「納豆」は寺院の「納所(なっしょ)」で作られ、また、桶や壺に「納められて」いたから、そう呼ばれるようになったと言われています。

 

日本食ブームと豆腐 … たんぱく質の補給に大豆食品

アメリカで肥満の増加が見られるようになったのは20世紀のはじめのころだと言われています。肉食文化のアメリカでは、たんぱく質の補給を食肉に頼っていて、食べ過ぎによる肥満、動脈硬化、心臓病、糖尿病などの生活習慣病が増加していました。1977年に発表された「マクガバンレポート」と呼ばれる「米国の食事目標Dietary Goals for the United States」は、「食習慣を変えない限り、肥満人口が増え、多くの国民が病気になり、医療費の増大により国家は破産する」と警告しています。

70年代のアメリカは、マクロビオテックと呼ばれる動物性食品を排除する食事法や自然食志向、菜食主義などが注目され、また、東洋的なものへの関心が高まっていった時代でした。ロサンゼルスやニューヨークに寿司バーが現れると、富裕なインテリ層や芸能人などを中心に寿司ブームが巻き起こります。そんな流れの中、寿司以外のヘルシーな日本の食材にも人々の関心が広がっていきました。“the book of tofu”という豆腐のレシピ本がベストセラーになり、豆腐や醤油、味噌などの大豆食品は、さまざまな国で紹介され、受け入れられていきました。

日本の精進料理では肉食を避けるので、不足しがちなたんぱく源として「お豆腐」が重宝されますが、良質なたんぱく質を多く含む「お豆腐」は、ベジタリアンや、自然食志向の人々、低カロリーなダイエット食品を求める人々にとっても魅力的な食材なのです。アメリカに限らず、豆腐はいまや「TOFU」として各国のスーパーマーケットに並ぶまでになっています。

 

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質

「たんぱく質」は英語では「protein(プロテイン)」。ギリシア語の「proteiosプロテイオス」「もっとも重要なもの」という意味に由来します。人間は生きていくために常にたんぱく質を補給しなければならず、成人で1日50g~80gのたんぱく質を摂取しなければならないと言われています。とは言え、多く摂取しようとしてカロリーオーバーにならないように注意が必要です。動物性たんぱく質の多い肉類は高エネルギーの脂肪が多く含まれているので食べ過ぎはNG。食肉だけに頼らず、大豆製品などを上手に活用して、動物性と植物性のたんぱく質をバランスよく摂っていきましょう。

そして、植物性たんぱく質と言えば「大豆」がやはり優等生。現在、大豆の生産主要国はアメリカ、ブラジル、アルゼンチンです。とは言え、欧米の人々にとって大豆は、それほど昔からなじみの農産物ではありません。江戸時代に出島に滞在していたドイツ人ケンペルが書いた「廻国奇観」が、ヨーロッパに日本の大豆を紹介した一番古い記録だと言われています。

1873年、ウイーンで行われた万国博覧会で出品された日本の大豆。その成分が分析されると、ヨーロッパの人々を驚かせました。なぜなら大豆には肉に匹敵するたんぱく質が含まれていることが分かったからです。フランスでは「真珠のような豆」、アメリカでは「大地の黄金」と評されました。オーストリアの学者ハーベルラントによって「大豆は畑の肉」と命名され、ドイツでは栄養価の高さやたんぱく質の豊富さから注目され、栽培が試みられたほどでした。残念ながら土壌が合わず、栽培は失敗したものの、キャッチコピーは生き残り、今も大豆にかかわる研究が多方面で行われています。

 

夏の暑さを吹き飛ばそう … 夏のお豆腐料理

大豆

暑いと食欲が落ち、なかなか脂っぽいお肉などには手が伸びません。そうめんなどのさっぱりしたものだけで食事を済ませがちです。そこで、暑い夏を乗り切るのにおススメなのが、ヘルシーだけど高たんぱくで食べ応えのあるお豆腐料理です。

「かみなり豆腐」は、ごま油を熱したアツアツのフライパンに木綿豆腐をそのまま放りこんで、さっと炒めただけのシンプルな豆腐料理。荒く崩したお豆腐にネギなどの薬味をのせて食べます。熱い油にお豆腐を入れた時のはじける音が「かみなり」なんですね。

定番の冷や奴も、アレンジ次第でバリエーションは無限に広がります。何を乗せてもおいしい一品になるのが豆腐の魅力。キムチをのせたり、お肉をのせたり、明太子やアンチョビなどもおいしい組み合わせです。

 


 

瑞穂ノ里でぜいたくお豆腐三昧 … 「お豆腐」「おから煮」「甘酒豆乳だし」

瑞穂ノ里でぜいたくお豆腐三昧

瑞穂ノ里では、中井町のお豆腐とおから煮を味わうことができます。また、ビュッフェでは自分の健康状態に合わせて食材や出汁を自由に組み合わせることができる未病改善のセルフオーダーメイドのお鍋が楽しめます。選べるお鍋の出汁には「甘酒豆乳だし」もご用意しています。濃厚な大豆の旨みがギュッとつまったお出汁で、ココロとカラダが喜ぶ健康鍋をぜひお楽しみください。

 

マルシェで買える中井町のおいしいね!

株式会社ブルックス 「丹沢の山々をのぞむ まろやか天然水」

町で供給される水道水が100%地下水、という中井町。軟水よりもミネラルを多く含み、硬水よりも飲みやすい「中硬水」という特徴を持っているので、コーヒーや日本茶はもちろん、お料理との相性もバッチリ。町の代表的なイベント「竹灯篭の夕べ」をイメージしたパッケージデザインは、幻想的な明かりの揺らめきと、中井町の豊かな自然を描いていて、「おいしさに触れた人が中井の魅力に気付き、健康的な生活を楽しんでほしい」という願いが表現されている。

ぽんぽん麺

有限会社 金子製麺 「ぽんぽん麺」

ひとつの鍋で簡単調理。無添加スープが味わい深いちゃんぽん麺です。コンセプトは「月2回くらい食べたくなるちゃんぽん麺」だそう。家族の暮らしに入り込み、親しみやすくて、ちょっと記憶に残る雰囲気のちゃんぽん麺を目指しているため、簡単に誰でも調理できるようになっていて、幅広く自由な食べ方が可能です。
そんなフレンドリーな商品を製造している金子製麺は、契約栽培した小麦を自社製粉するなど、明治の創業以来、代々受け継がれてきた「本来の味にこだわる」職人気質な会社です。穀物の持つ素材の味を引き出す多加水熟成製法で出された風味・コクのある昔ながらの味わいを守る本格麺をぜひご賞味下さい。