1月、2月、3月
ツバキ科 落葉高木
椿は日本が原産。欧米では「カメリア」と呼ばれ、世界中で栽培されている人気の園芸樹木です。ビオトピアの椿園には、日本全国から集められた100種類以上の原種から、200本以上の椿が植えられています。
1月、2月、3月
バラ科 落葉高木
春の訪れを告げる梅の花。ビオトピアで収穫された梅の実を使って、梅酒作りや梅シロップ作りのワークショップも行われます。マルシェで販売される青梅は毎年、大人気です。
11月~1月
バラ科 落葉広葉樹
大島原産の新種の桜。美しい姿形や優しい色、お正月頃に満開になるおめでたい桜です。2020年12月に地域美化植栽活動の一環でビオトピアが選定され、10本の苗木が植樹されました。
2月
バラ科 落葉広葉樹
ビオトピアでは河津桜より早く、2月初めに開花します。カンヒザクラとヤマザクラまたはオオシマザクラの雑種と考えれていて、花の色は淡い紅色です。俳句では「寒桜」は冬の季語です。
2月~3月
バラ科 落葉広葉樹
オオシマザクラとカンヒザクラから生まれた日本原産の栽培品種の桜で、静岡県の河津町に原木があります。花期は2月から3月上旬ですが、まれに12月に開花することも。
3月中旬
バラ科 落葉広葉樹
神奈川県南足柄市で作られた桜の品種。かつては足柄桜と呼ばれていました。湘南・鎌倉・三浦半島にもちらほらと植樹されていますが、ビオトピアではまとまった数の春めき桜を楽しむことができます。
4月
バラ科 落葉広葉樹
枝がやわらかく枝垂れて咲く桜です。富士山をバックに綺麗に咲くので、ビオトピアのオススメのフォトスポットのひとつです。
3月下旬~4月
バラ科 落葉広葉樹
ビオトピアの中心を南北に走る道路沿いに、見事に咲き誇ります。菜の花と桜と富士山のコラボレーションが楽しめる、春一番のオススメのフォトスポットです。
4月
バラ科 落葉広葉樹
黄色、黄緑色の花を咲かせる桜です。貴族の衣服の萌黄色に近いことから「御衣黄(ギョイコウ)」と名付けられたようです。「御祓(ミソギ)」という別名もあります。
4月
バラ科 落葉広葉樹
八重咲きで黄緑色に近い黄色い大輪の花をつける桜です。染料に使われるショウガ科の鬱金(ウコン)の色と似ているので「鬱金桜(ウコンザクラ)」と名付けられました。
4月、5月、6月
ツツジ科 落葉低木
ツツジとはツツジ科の植物の「ツツジ」や「サツキ」「シャクナゲ」の総称です。ビオトピアを横断する道路脇では、琉球ツツジ、久留米ツツジ、サツキなど、さまざまな色の花が4~6月にかけて咲き乱れます。
4月、5月
ツツジ科 落葉低木
春先に春先に紅紫色の花を咲かせます。開花後、あるいは開花と同時に葉が出るのが特徴です。枝先に3枚の葉がつくことから「ミツバツツジ」と呼ばれます。さし木や接ぎ木で増やすのが難しく、野生種の花の色も限られているので、園芸化が進んでいない種類のツツジです。
4月、5月
ユキノシタ科 落葉広葉樹
花は紅色から淡い紅色、白色など、数種類あり、地方によっていろいろな呼び名で呼ばれます。初夏に可憐な美しい花をさかせ、田植えの時期に咲くため「田植え花」と呼ばれたり、花が燃えるように美しく、山火事のように見えることから「火事花」と呼ぶ地方もあります。
4月、5月
ミズキ科 落葉高木
中国原産。標高2000mの森林に自生する。花についた大きな2枚の真っ白な苞葉が垂れ下がり、ハンカチが下がっているように見える。ビオトピアで人気の木で、花期には写真を撮る人が絶えません。
4月、5月
マンサク科 常緑小高木
日本での自生は極めて少なく(静岡県、三重県、熊本県のみ)、環境省のレッドリストでは絶滅危惧類に分類されるめずらしい木です。花期には、樹幹全体を覆うように花が咲くさまは圧巻です。
5月、6月
モクセイ科 落葉広葉樹
日本では、長崎、岐阜、愛知、長野にのみ自生する希少種であり、絶滅危惧種にも指定されています。春先に雪のような白い花を咲かせます。その昔、有名な神社にありましたがこの木の名前をだれもわからず、“なんじゃもんじゃの木”という名前になってしまったという逸話があります。
5月、6月、7月
アジサイ科 落葉低木
アジサイは日本原産で、日本から世界に広まり、品種改良されてセイヨウアジサイとして逆輸入された植物です。シーボルトがドイツに持ち帰り、日本人「お滝さん」の名前をつけて「オタクサ」と命名したそうです。
5月、6月、7月、8月、9月
スイレン科 水生多年草
古代エジプトから、印象派画家のモネなど、古くから人々に愛されてきた睡蓮。ビオトピアの鏡池では、ピンク・黄色・白色の花を楽しむことができます。
6月、7月、8月
ハス科 水生多年草
古くより、清らかさや聖性の象徴として宗教との結びつきが深い蓮。ビオトピアでは白色の蓮の花を楽しむことができます。茎に通気のための穴が通っていて、水面よりも高く出る葉もあります。
7月、8月、9月、10月
カンナ科 多年草
ビオトピアのカンナはオレンジやイエローですが、赤やピンク、白など野生種は熱帯地方に50種以上あります。コロンブスがアメリカ大陸を発見したときに見つけて持ち帰ったとも言われ、種は固くマラカスの中身に使われます。
7月、8月
ユリ科 球根
日本特産のユリで「ユリの女王」とも呼ばれます。神奈川県の県の花に指定されています。
7月、8月
キジカクシ科
40~60年に一度開花することから、開花がよくニュースになる。そのためか英名は“センチュリー・プラント、「世紀の植物」という。「メスカル」はリュウゼツランを主原料としたメキシコ特産の蒸留酒で、特にハリスコ州周辺で作られたものだけが「テキーラ」と呼ばれる。
7月、8月、9月、10月
ミソハギ科 落葉小高木
サルスベリは中国原産で、江戸時代に日本に入ってきました。猿も滑るほど樹皮がツルツルなのでこう呼ばれています。真夏に100日間も花が咲き続けることから、漢字では「百日紅」と書きます。
9月
ヒガンバナ科 球根
秋の彼岸頃に辺り一面に鮮紅色の花をさかせる姿は圧巻です。別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)のほか、 死人花、 地獄花、幽霊花、火事花、などたくさんの呼び名があります。球根には強い毒性がありますが、毒を抜いて非常食とされることもあります。
9月、10月
イネ科 多年草
南米原産の高さ2~3mにもなる巨大なススキのような植物。別名シロガネヨシとも呼ばれます。白色と紫色の花が咲きます。花材としても使用されます。
9月、10月
モクセイ科 常緑広葉樹
中国原産で、日本には江戸時代に伝わり、さし木で増やされました。雌雄異株で、オレンジ色の花は濃厚で甘い香りを放ちます。白ワインにキンモクセイの花を漬け込んで作られる「桂花陳酒」は楊貴妃が好んだお酒だと言われています。
9月、10月
モクセイ科 常緑広葉樹
中国名は「桂花」。単に「木犀(モクセイ)」と言う場合は、ギンモクセイを指し「銀桂(ぎんけい)」とも呼ばれます。静岡県の県の木で、白い花を咲かせます。
9月、10月
カエデ科 落葉高木
「モミジ」は、英語では「Japanese
maple」と訳されます。「カエデ(mapl)」と同じカエデ属の植物です。盆栽の世界では、葉の切れ込みが深いものが「モミジ」、浅いものが「カエデ」とされていますが、植物学上は区別されていません。
9月、10月、11月
カキノキ科 落葉樹
東アジア原産。ヨーロッパではスペインで多く栽培されていて、「KAKI」と表記され売られています。幹は家具材として、葉はお茶として、柿渋は防腐剤として利用されます。
9月、10月
ブナ科 落葉高木
秋にはビオトピアの栗園で、たくさんの栗が収穫されてマルシェに並びます。温帯域に広く分布している栗の実は古くから食料として重宝されてきました。縄文時代には食用はもちろん、建築材、木具財として重要な樹木でした。
11月
ウルシ科 落葉高木
学問の木とされていて、中国の孔子の墓に植えられ、東京本郷の湯島聖堂の孔子廟にも植えられています。ビオトピアの敷地内では数十本ものカイノキを見ることができますが、他ではなかなかみられないめずらしい木です。秋には、葉が緑、黄、赤が混ざった錦色の紅葉となりとてもきれいです。
5月、11月、12月
ミカン科 常緑低木
敷地内に広がるミカン園では、5月頃に一斉に白い花が咲き乱れ、一面になんとも言えない甘い香りに包まれます。12月になると、ひとつひとつ収穫されたミカンがマルシェに並びます。また、みかん狩り体験ができるワークショップなども企画され、人気となっています。
11月、12月
イチョウ科 落葉広葉樹
「夫婦銀杏」は昭和50年頃に東京丸の内の街路樹だったものが、地下鉄の出入り口工事の際に撤去されて、この地にやってきました。道路側から見て、向かって左が雌株、右が雄株です。仲の良い夫婦のようなことから「夫婦銀杏」と呼ばれ長年親しまれているビオトピアのシンボルです。
「銀杏並木」はビオトピア1番のフォトスポット。12月、黄色く色付いた銀杏並木は、まるで別世界のような美しさです。
11月、12月、1月
モチノキ科 常緑広葉樹
クリスマスホーリーと呼ばれ、日本のヒイラギとは異なり、モチノキ科の常緑低木です。夏の間は青い実が、冬が近づくにつれて赤く色づいていきます。鮮やかな葉の緑と真っ赤な実の色の対比がとてもきれいです。
通年
ブナ科
「吾妻山の大スダジイ」吾妻社の御神木。恐らく敷地内で一番の最高樹齢の老木なのではないかと考えられます。どんぐりの木の老木です。普通シイという場合はこの木のことを指し、シイタケのホダ木に使われます。
通年
ヤナギ科
かつてビオトピア敷地内で一番高い木だったポプラ。何度も落雷に遭いながらも、力強く息を吹き返し「奇跡のポプラ」として愛されていました。2021年1月8日の大風でついに倒木、撤去されました。現在は大ポプラ跡の横から次世代の「ひこばえ」が育っています。
通年
イネ科
美しく整備された竹林は、敷地内一の癒しの空間になっています。春にはビオトピア産のたけのこがマルシェに並びます。また、切り出した竹を使った竹筒飯ごうでご飯を炊くワークショップなども行われます。
通年
クスノキ科 常緑広葉樹
「楠太郎」と呼ばれて親しまれているビオトピアのシンボルツリー。昭和40年頃の工事写真にも写っています。日露戦争の戦勝記念で植えられたという話も残っています。大きく成長する木です。
秋・冬
鳥類 スズメ目 レンジャク科
尾の先端が黄色いのがキレンジャクで、赤いのがヒレンジャク。秋から冬にかけて日本に飛来します。年によって、大群が見られることもあれば、全く飛来しないこともある、野鳥ファンに人気の冬鳥です。ビオトピアに飛来するレンジャクは、ヤドリギの実を目当てにやって来ます。レンジャクに食べられ排泄されることでヤドリギは子孫を増やしていきます。
通年
スズメ目 メジロ科
目の周りが白いので「メジロ」と呼ばれます。スズメよりも小さく、緑がかった背中と暗褐色の羽で、オスもメスも同色です。ウグイスとともに春を告げる鳥として親しまれています。
通年
カモ目 カモ科
全体的に黒褐色で、顔は白く、くちばしの先端は黄色をしています。カルガモの名前の由来は、万葉集に歌われた「軽ケ池」で夏でも見ることができたから、という説があります。
通年
カッコウ目 カッコウ科
オスの鳴き声が「カッコウ」の名前の由来だと言われています。ホオジロやモズなど、他の鳥の巣に自分の卵を産み、育てさせる「托卵(たくらん)」をすることで有名です。
春、夏、秋
エビ目 サワガニ科
日本固有種のカニで、水がきれいな渓流や小川の上流から中流に生息しています。冬は川のそばの岩陰などで冬眠します。
通年
キツツキ目 キツツキ科
木を突いて穴を開けるので「キツツキ」。ビオトピアの森のみちを歩くとキツツキが開けた木を見かけることができます。掘った穴に巣を作って、オスとメスが交代で抱卵し、ヒナを育てます。