Topics ポリフェノール測定

総ポリフェノール量の測定方法として一般的に用いられているものに、フォーリン・チオカルト法とフォーリン・デニス法があります。両方法ともフェノール試薬を用いる吸光光度法です。また、酒石酸鉄吸光度法が緑茶ポリフェノールの分析法として採用されており、カテキン類がポリフェノールの主な場合には、本法の適用が可能です。

フォーリン・チオカルト法、フォーリン・デニス法は、ビタミンC(アスコルビン酸)を含む食品のポリフェノールを定量する場合、ビタミンCの影響を考慮し補正する必要があります。そこで、試料中のビタミンCを定量し、分析結果からビタミンCを差し引いて、総ポリフェノール量を求めます。ポリフェノール分析を依頼する際、ビタミンCが含有している場合には同時に依頼していただき測定を行います。