No.26 青パパイヤ

青パパイヤは東南アジアや沖縄などの温暖な地域で野菜として食べられています。青パパイヤには酵素が豊富に含まれていて、特にたんぱく質を分解するパパインが良く知られています。酵素の多くが酸や熱に弱いのに対して、パパインはpH2の強酸性条件下や100℃の熱でも酵素活性を失わないといった特徴的を持っています。パパイン以外にも糖質分解酵素や脂質分解酵素を含んでおり、糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素を分解する酵素が全て含まれている青パパイヤは非常に稀な食品です。他には強い抗酸化作用があるポリフェノールやビタミンCの含有量も多く、整腸作用のある食物繊維も含まれています。また近年では関東で栽培する地域が増えているため、今後身近に見かける機会が増えてくるかもしれませんね。