No. 29 レモン

売られているレモンのほとんどは輸入品ですが、秋~冬にかけて国産レモンが旬を迎えています。販売されている国産レモンの50%以上は広島県、次いで20%以上が愛媛県で生産されています。これら地域は温暖で日照時間が多いためレモンの栽培に適していると言われています。

レモンに含まれる成分

◆ビタミンC(アスコルビン酸)

レモンと言えばまずビタミンCを思い浮べる人が多いのではないでしょうか。

ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。

特にコラーゲンの生成に必要不可欠であり、またメラニン色素の発生を抑制することでシミの発生を予防する効果などがあります。

◆クエン酸

ビタミンCとともにレモンの成分として連想される成分だと思います。

クエン酸には効率よく脂肪を燃焼させる効果や疲労物質の分解を促進することで疲労を回復させる効果が期待できます。

◆ポリフェノール

ヘスペリジン、エリオシトリン、ルチンといった抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれていて、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果が期待されます。

特に皮に多く含まれています。

◆リモネン

皮にはリラックス効果のある香気成分のリモネンが含まれています。

血行促進や免疫力を高める効果があるとされて医薬品などにも利用されています。

国産レモンをぜひ皮まで利用して栄養素を余すことなく摂取していきましょう。